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2005.12.25  漫画・アニメ
寝よう寝ようと思っていたのに気になる記事を見つけて目が冴えてしまった。
「リボンの騎士」モー娘&美勇伝で舞台化(日刊スポーツ.com)
手塚先生関係で言えば「どろろ」が実写化されるというニュースが先月あって、どろろと百鬼丸が同年代に変更!?なんて驚いたばかりだったのに 今回はこれ。

正直言って2003年からの手塚プロの動向はどうかと思う。鉄腕アトムの誕生日として絶好のビジネスチャンスだったわけだから平成版『鉄腕アトム』の制作は当然ながら考えられたわけだけれど、主題歌を含め何かと槍玉にあっていた。後に放送が開始された『ブラック・ジャック』も原作に比べての改変が指摘され続けている。治らなかったはずの患者が助かったりすることや、読者としては外せないセリフやシーンの削除がその主な焦点だろう。もし制作側が"原作のままではアニメ化できない"を言い訳にするのであれば 最初からアニメ化するべきではないはずだと思う。

『ブラック・ジャック』アニメ化の際に秋田書店に動きがあった。月刊誌「サスペリアミステリー」で『ブラック・ジャックM』、週刊誌「ヤングチャンピオン」で『ブラック・ジャックALIVE』が連載されたのだ。電車の中吊り広告にも大きく取り上げられていたので目にした方も多いことだろう。これらはいずれも現役の漫画家によって描かれたもので各作家の傾向が出色したものであった。こと『M』の方は"ミステリー仕立て"をウリにしており、もはや何がしたいのか理解しがたいものがある。

一連の騒ぎの中で『鉄腕アトム』の1エピソードを下敷きにした漫画が連載されるという話が持ち上がっていた。言わずと知れた浦沢直樹の『PLUTO』である。前情報を聞いた段階では またも否定的だった自分だが、この作品は非常に中身の濃い十分過ぎる出来で尚も連載を継続している。ただしこの例は『鉄腕アトム』を下敷きにという企画力ではなく、原作を消化し自身の世界を描き上げられる力を持った浦沢氏によるところが大きいのだろう。

『PLUTO』の例から言えるように原作を用いて新しいものを作ることが必ずしも悪であるわけではない。主題歌のタイアップや出演者に有名芸能人を起用することも同様に悪ではないが、注目の的はそちらにのみ向き、中身を伴わなかった作品そのものは忘れていかれるのが関の山である。そのような作品は多くのファンへの裏切りであり 同時に原作への冒涜ではないだろうか。
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