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8月8日公開予定の映画『STAND BY ME ドラえもん』を試写会で見る機会に恵まれたので、一般公開より一足早く鑑賞してきました。

公開前なこともあり直接的なネタバレは避けて書いているつもりですが、ニュートラルな状態で鑑賞したい方はご注意ください。また、あくまで個人的な感想です。感じ方は人それぞれですので、その点はご了承ください。

正直に言うと、見に行くつもりはあまりありませんでした。それはとにかく宣伝の仕方が気に食わなかったからで、年末あたりに「異例の未完成試写会」だの報じられたことに端を発し、「いっしょに、ドラ泣きしません?」といったキャッチコピー、そして本映画の「原作本」を謳って7月25日に発売されたばかりの書籍「『新訳』ドラえもん」の帯に書かれた言葉を書店で目にしたことまで含め、全てがと言ってもよいくらい気に入らないことだらけ。

とはいえ見ないで文句を言うのも何だし、せっかく試写会に行けることになったのだから見てから文句言ってやろう、くらいの姿勢で見てきました。

そんなわけで、どのような泣け泣け演出が繰り広げられるのかと身構えつつ鑑賞してみたものの、特筆するべきほどのことでは無く。出会いや別れを描いた短編を原作にしている故に、そういったシーンを効果的に見せるための映像演出などは当然あるわけですが、そこまでクドさは感じませんでした。感情を煽る演出という点では、渡辺歩監督が描いた「感動短編」などと呼ばれている作品群の方が露骨。

印象的だったのは「ドラ泣き」などの煽り文句ながらも劇場が笑いに溢れていたこと。全体的にオーバーアクション気味なところがあり、動きが面白いこともあるのでしょうが、それだけではなく笑えるシーンがきちんと作りこまれています。いわゆる「良い話」の連続ながらもところどころで登場する道具の描き方にも工夫が感じられ、楽しめました。

結局、数々の宣伝から勝手に思い描いていた作品とはだいぶ異なる作品でした。取り入れられた原作エピソードの本数が多く、それを1時間35分に詰め込んでいるために繋ぎ方が慌しかったり多少無理やりに感じる箇所もあるにはありましたが、それでも1本の映画に仕立て上げられているのは監督が作品を読み込んで噛み砕いての結果だと思います。

気になったところが無かったわけでは無く、狙いは理解できるながらも「この設定必要だったのかな…?」と最後まで疑問に感じた点もあり。引っかかりながらも見ていて、自分は悪い意味で「効果的に感じなかった」ためにそれほど後にひかなかったですが、ダメな人はこれだけでこの映画はダメと言う様な気がします。


誤解されたくないので書き残しておきますが、別に泣ける映画がダメだとか言うつもりは毛頭ないです。上映後にハンカチで涙を拭っている方もちらほら見えましたし、鑑賞した人が作品に対して何かを感じて涙するのは結構なことです。ですが、今回の映画ドラえもんに限らず、発信側がしきりに「泣ける」をアピールするのは何か違うんじゃないかなと感じている次第です。そうでもしないとお客さんを取れない事情はあるのでしょうが。

『STAND BY ME ドラえもん』については、「泣ける」をウリにドラえもんを描くのであればアニメでだって出来たわけで、何もあえて3Dで作る必要性は感じないわけで。3D上映分のキャッチコピーには『「ドラえもん」の世界を迫力の3D映像でも体験してみませんか?』と記されています。ぜひともこちらの方向で推してもらいたかったなと、映画を見て感じました。
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