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先週購入したIS01、1週間ほど使用してみました。
IS01

まず、Androidってよく分からないって理由で避ける人もいると思いますが、本機種は良くも悪くもシャープの手がかなり入っており、国内メーカーが国内向けの携帯電話で培ってきた工夫が随所に見られ、特に気負うことなく使えると思います。もちろん使用できるアプリは他のAndroid端末と同じものが大半ですので、アプリを起動してしまえば他機種と大差はありません。

IS01のキーボード
大き目のキーボードの他、Android向けのボタンやトラックボールも

キーボード
IS01の一番の特徴は物理qwertyキーを搭載している点に尽きるでしょう。ソフトキーよりハードキーがいいという方は多くいますし、この端末のキーボードはなかなかよくできています。ケータイよりも一般的なパソコンに近い感覚で、軽いタッチで深く沈み込んでくれるので、打ち込んでいる感覚がしっかりあります。配列も、shiftが最下段にある以外は素直な並びをしているので慣れやすいでしょう。

私の手は少し小さめなのか、両手で持ったときに中央付近に配置されたキーが少し押しづらいと感じました。とはいえ、使っているうちに慣れそうな範囲です。キートップは十分な大きさがありますので、指が少し太めな方でも心配いらなそうです。なお、このキートップの文字は光りません。薄暗い場所では少し使いづらいです。

両手で持つだけでなく机に置いて打つのも慣れればできそうです。さすがにパソコンと同じ感覚でとまではいきませんが、両手人差し指と中指である程度快適に入力できています。shiftキーによる文字列選択、矢印キーによるカーソル移動、それに複数キーの組み合わせによるショートカットも豊富に揃っています。外でもバリバリ文章書く!という方はポメラかネットブックでも買った方がいいと思いますが、たまにちょっと書くくらいならIS01でも良いでしょう。実際、このエントリーの本文のほとんどは電車での移動時間にIS01で書きました。

ケータイっぽい仕様とか
IS01にはスマートフォンであまり一般的で無い仕様がいくつかあります。ワンセグチューナや赤外線通信機能の搭載もその一例。外部アンテナの無い端末ですが、ワンセグの感度はなかなかよいです。同じシャープ製のWS020SHで外部アンテナを伸ばしても電波を拾ってくれなかった場所(自宅自室の机の上)でもしっかり映りました。映像を画面左側、右側はデータ放送でもいいですし、大画面を生かして全画面映像での表示も可能です。

国内メーカーの端末らしく、質感にもこだわりが見られます。兄弟機と呼ばれるdocomoのSH-10B(LYNX)のツルツルな外装と異なり、IS01は裏と表にシボ加工が施されたマットな質感。皮の手帳などに近い感じで、とても触り心地が良いです。ツルツルしていないおかげで擦れによる傷も神経質にならなくてよさそうで、多少無造作にカバンから出し入れしても問題ない感じ。蓋をしていればデジモノっぽくない外観も良いと思います。

ちょっと面白いと思ったのがぺールビュー機能。最近の一部ケータイに載っている、いわゆる覗き見防止機能です。IS01の場合、Alt+Enterでいつでもこの機能の有効/無効を瞬時に切り替えられます。アプリ使用時でも切り替えが可能なので、いつでもできて便利です。
IS01のペールビュー機能
このブログを表示してペールビュー機能をONにしたところ。模様は選択可能。
普通はもっと上の方から覗き込む視線になるので、この写真より見づらく感じます。

また、8月末予定のアップデートでキャリアメール(@ezweb.ne.jp)が使用可能になる予定です。その他にも、辞書機能が内蔵されているのもケータイらしいところですし、mixiに標準アプリで対応しているのは日本メーカーらしいところ。仕様で残念に思ったのは、音声出力が平形端子な点くらい。なお、充電端子はau独自端子ではなくmicroUSBです。

Android端末として、スマートフォンとして
ハードウェアの面で見ると、大きなキーボードに大きなディスプレイのおかげでブラウジングは非常にやりやすいです。タッチパネルにももちろん対応していますし、トラックボールや矢印キーもあるので、操作に関しては好みに合わせて選択肢が色々ある点も嬉しいところ。端末の重量は227gですが、大きさの割には重く感じないと思います。また、バッテリーの持ちも結構よいです。

体感的な動作速度は正直なところ機敏だとは言いがたいですが、まあそれなりの速さで動いてくれます。アプリの立ち上がりは速いし、起動後は特にストレスに感じません。ただ、カスタマイズがされているせいかホーム画面はやや重たい気がします。いざとなったら代替利用可能なホームアプリもAndroidマーケットに出回ってるので変更してみるのも可能です。

少し気になるのは画面が480×960で横長なところ。多くのAndroid端末が縦長のディスプレイを採用していて、アプリも縦長を前提に作られているものが多いです。もちろん端末自体が90度横倒しでの表示も可能なので、大体のアプリは横長での表示も想定して下さっているのであまり問題はありませんが、一部対応していないものもありますのでその点は注意。それと、ワイドと呼べば聞こえは良いですが、縦に極端に短い画面は良し悪し。情報量の多いサイトを見るときは気になりませんが、2chとかTwitterとかのように1つ1つの書き込みがあまり長くないもの等を閲覧するときは縦が短いことで使い勝手が微妙になってきます。

OSがAndroid1.6なのも、この時期に出た端末としては正直厳しいと思っています。1.6じゃダメなのかと言われると、OSとしての不満は特に無いのですが、問題はアプリ側。日本ではソニーエリクソンのXPERIAがAndroid端末のメジャーどころなので1.6でもまだ当たり前なのかもしれないですが、世界的に見るとそうでも無くなってきているので、定番アプリの中でも2.x以降のみ対応アプリなんてのも結構出てきている状況です。XPERIAも2010年第3四半期にはAndroid2.1にアップデート予定とのことですし、2.x以上前提のアプリの数は今後増えていくものと考えられます。「今出来ること」は今後もできますが、真新しい機能にも付いていくには少し難しいかもしれません。

で。
この機種に限った話ではありませんが、一度ちゃんと触ってみることをオススメします。事前にネットでレビューを読んではいましたが、やはり触らないと分からない点や個人差も多いです。触ってみて用途が明らかになるのであれば面白い端末だと思います。先日のエントリーでも書いたように、使い方によっては出費も抑えられますし、2台目として持つといいんじゃないでしょうか。店頭にIS01のホットモックが無ければ、docomoから出ている兄弟機、SH-10B(LYNX)でも基本的な部分は同じですので、そちらで試してみて下さい。

IS01って結構初めて尽くしな端末です。au初のAndroid、国内で流通しているAndroidで初の物理qwertyキー搭載、そして国内メーカー初のAndroid端末でもあります。そういった背景もあってか実験的な部分もあります。特異な形状ですが、中身は普通の携帯電話に近づけようとした印象を受けますし、日本のユーザー向けを意識した国内メーカー製Android端末の今後の方向性も見えてくると思います。
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