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講談社の『なかよし』で1996年6月号から1997年8月号にかけて連載された、小坂理絵先生の『とんでもナイト』がJコミにて12月2日より配信開始されました。会員登録も必要なく、無料で閲覧することができます。

とんでもナイト - Jコミ
小坂理絵先生の 『とんでもナイト』(全3巻)を公開しました - (株)Jコミの中の人

以前投稿したエントリー「『なかよし表紙100展』に行ってきました」でも触れていますが、連載開始の1996年6月号はCLAMP先生の『カードキャプターさくら』が連載開始されたのと同じ号です。実はこの年の年末か年明け頃を最後に『なかよし』を買わなくなってしまい、最終回までを雑誌で読んだ訳では無いのですが、続きが気になって単行本を買ったのをよく覚えています。

数ある小坂理絵先生の作品の中でも『とんでもナイト』は特に勢いが感じられる作品で、ヒロインが時折口にする…いや、"吐く"暴言などもとても面白いものとなっています。単行本第1巻に書き下ろされたオマケ漫画『とんでもナイトへの道』では「ロボットものなんてムリだ!」という連載前の感想が述べられていますが、「ロボットと人間の共存」的なテーマもさらりと扱われている素敵な作品です。大くくりで「ロボットもの」とされてはいますが、「ヒューマノイドとのラブコメ」といった方が適当かもしれません。

そして、この作品も『セキホク・ジャーナル』と同様に後日談的な読みきり番外編があります。単行本第3巻に収録されている『28 YEARS AGO』で、こちらはなかよし増刊の『なつやすみランド』1997年8月号に掲載されたものです。後日談というよりは、タイトルの通り「28年前」のお話がメインですが、本編が完結してから読むと色々と感慨深いものがあります。小坂理絵先生ご本人のサイト「くまの遊歩道」のQ/Aにて、先生ご自身が「好きな話ベスト3」にこの番外編を挙げている点も、ファンとしては注目したいところです。

・関連エントリー
小坂理絵先生の「ヒロインをめざせ!」、Jコミで無料公開開始
小坂理絵先生の「セキホク・ジャーナル」、Jコミで無料公開開始

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講談社の少女漫画誌「るんるん」で1993年から1998年にかけて連載されていた小坂理絵先生の『セキホクジャーナル』がJコミにて無料公開開始されました。

小坂理絵の新聞部コメディ「セキホクジャーナル」無料公開 - コミックナタリー
セキホクジャーナル - Jコミ (配信サイト)

9月に同じくJコミで『ヒロインをめざせ!』が公開された(関連:小坂理絵先生の「ヒロインをめざせ!」、Jコミで無料公開開始)のが記憶に新しい小坂理絵先生の作品から『セキホクジャーナル』がラインナップに追加されました。高校の新聞部を舞台とし、恋愛にギャグに心霊に、次々起こる騒動が描かれた、単行本にして全4巻の作品です。

(株)Jコミの中の人 』にて赤松健先生が「ツイッターでのリクエストがかなり多かった作品 」と触れられており、当時の読者からの人気が伺えますが、掲載誌である「るんるん」自体の事実上の廃刊に伴い、1998年1月号にてその幕が下りることとなってしまいました。連載終了まもなく、番外編『おまけのスクープ』が「なかよし」の1998年4月号増刊に掲載されました。こちらも単行本の4巻に収録されています。

この『おまけのスクープ』が印象深いもので、本編ではかなり終盤になるまであまり好きになれなかった瓦崎くんのカッコよさを再認識したり、ちょっと無愛想すぎない?なんて思っていた毅太郎先輩はやはりモテるタイプなんだろうなあとかシミジミ思ったりしたものでした。本編を全て読んでからの後日談としてもキレイにまとまっているし、掲載誌が変わっての番外編であることが少し残念に思えるほど、好きな”1話”です。

最終回もとても心に残っています。廃刊を急に言い渡され、残り2回の連載で締める苦労は並大抵ではなかったのだと思います。それでも、前後編でストーリーを盛り上げて、”やらないといけないこと”を全てではないにしても回収して完結に向かわせた話の運び方は今読んでも、全編を通して素敵な作品だったと思わせてくれました。最終回の中ほどで柚枝が口にした台詞は、力強さは無くとも、とても印象深く、そして素直に素敵な言葉だと、今でも思います。

なお、「るんるん」廃刊に伴い連載終了を告げられたときの先生の心情や、キャラクターへの思い入れなどは単行本の「うらばなし」(単行本化にあたって雑誌で広告が入っているスペース等にコメントやイラストを描かれている、あの欄は何と呼ぶのでしょうか)等で触れられています。掲載誌でリアルタイムに読んでたけど単行本は読んでなかった、といった方にもこの機会にぜひ読んで頂きたいところです。

関連リンク:
小坂理絵先生の「ヒロインをめざせ!」、Jコミで無料公開開始
小坂理絵「くまの遊歩道」トップページ
Jコミ | 小坂理絵
中野ブロードウェイにある『pixiv Zingaro』にて『なかよし表紙100展』というイベントが行われているとの情報を一昨日仕入れ、さっそく行ってきました。

なかよし表紙100展 - pixiv Zingaro (魚拓
「なかよし表紙100展」初日レポート - pixiv Zingaro Blog
「なかよし」の歴史が一同に――『なかよし表紙100展』が開催中 - ピクシブ通信
歴代の表紙が一面に、「なかよし表紙100展」開催中 - コミックナタリー

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展示スペースはそれほど広くは無く、壁一面文字通りの表紙!表紙!表紙! 創刊号から最新号までのうち、厳選された100枚が一堂にズラッと並べられていました。『なかよし』は1954年12月(1955年1月号)創刊だとのことなので実際には全部でこの5倍以上の表紙が存在するわけですが、それでも圧巻です。

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私の購読していたのはこのあたり。表紙になっている作品そっちのけで、小さく書かれた猫部ねこ先生の『きんぎょ注意報!外伝 ウシウシわーるど』とか、『きらら音符(ノート)』を発見しては一人興奮。一緒に行った彼女さんとも、立山京先生の『トマトな一日』が『なかよし』としてはものすごく(色々な意味で)異色な作品だったけど面白かった(※単行本化されていない)とか、あべゆりこ先生の『わんころべえ』の長期連載具合がすごい、とか、付録のモコナのシャープペンシルとか、『魔法騎士レイアース』や『怪盗セイント・テール』の付録トランプだとか、色々と思い出しては盛り上がっていました。

なかよし1996年6月号

これだけクリックで拡大。小坂理絵先生の『とんでもナイト』が、あの一世を風靡した『カードキャプターさくら』と同じ1996年6月号で連載開始していたとは、記憶になかったです。『さくら』が「話題独占の新連載!」で『とんでもナイト』が「ハイパー新連載!」となっています。しかし、連載ラインナップが本当すごい。『あずきちゃん』、『怪盗セイント・テール』、『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』に加えて新連載で『カードキャプターさくら』…。

この号の表紙を見ると、『怪盗セイント・テール』は確かに大好きだったけれど、その他の超有名作品よりは猫部ねこ先生の『あいりんドリーム』、野村あきこ先生の『プライベート アイズ』、川村美香先生の『タイホしてみーな!』、そして散々推している小坂理絵先生作の『とんでもナイト』の方が好きだった…ですね、当時。小坂先生と猫部先生の既刊単行本は揃えていますし、短期の連載でしたが川村先生の『やまとなでしこ同盟』も大好きでした。

上の表紙にも大きくタイトルが載っている立川恵先生の『怪盗セイント・テール』が新装版として発行されるそうで、同作品の複数原画も8点飾られていました。最終話のあの名場面も…! その他、少し大きめの机とその壁には懐かしの付録を数点展示。展示されていたシールコレクションって確かにありました、持ってました。勿体無くて貼れなくて、でも気付くとどこか行ってしまって…。今思えば惜しいことをしたものです。

また、展示スペースの隅にはテレビが1台置かれており、「なーかーよし~♪」のサウンドロゴでお馴染みのCMが延々と再生されていました。何パターンを流しているのか分かりませんでしたが、見覚えのあるCMや付録がたくさん出てきて、見ていて飽きませんでした。あのCM集がその場でDVDにでもなって売っていたら間違いなく勢いで買ってしまっていたと思います。これに限らず、そういったCM映像集ってどこかでドカンとまとめて見たいものですね。

ということで写真少な目ですが思いの他楽しめたイベントでした。同世代の仲間と行くとこれは楽しいと思います。開催期間が短く、8月25日から9月6日とのことなので残すところ本当に僅かですが、都合の付く方は足を運んでみて下さい。何周年かの記念でまたこういうイベントがあると嬉しいです。

なかよし表紙100展
講談社の『なかよし』で1998~1999年にかけて連載された、小坂理絵先生の『ヒロインをめざせ!』が、Jコミというサービスで無料にて公開開始されました。
小坂理絵の戦隊コメディ「ヒロインをめざせ!」を無料公開 - コミックナタリー
ヒロインをめざせ! - Jコミ (配信サイト)

小坂理絵先生は2007年序盤にご自身のサイトにて「なかよしを辞めることに」なった旨を発表されました。このブログでも「復帰まもなく」として取り上げましたが、そのことが本当に残念でなりませんでした。小坂先生はそれまでも作品の掲載をしばらくお休みされていましたが、2006年に刊行された『なかよしラブリー2007冬の号』に『山田さん』の新作が掲載され、復帰されたんだ!と喜んでいた矢先の出来事だったので、余計にショックが大きかったのを覚えています。

以前も書いたような気がしますが、一時期『なかよし』や『りぼん』を毎号購読していた自分にとって、その中でも小坂理絵先生は一番好きな少女漫画作家さん。突き放したようなギャグと時折混じる黒いジョーク、かわいらしい絵、そして全体的にキラキラした作風では無いのですが、しっかりと恋愛要素も織り込まれていて、そのバランスの良さは秀逸だと今でも単行本を繰り返し読んで思います。でも残念なことに小坂先生の作品は今現在おそらく全単行本が絶版の扱い。手軽に手に出来ない状態がこう続いてしまうとやはり寂しいものがあったので、今回の発表は非常に嬉しいです。

Jコミでは小坂先生の作品のうち単行本で全2巻の『ヒロインをめざせ!』が無料公開。『魔法先生ネギま!』などで有名な赤松健先生が春先にTwitterで呟いていたのがRTされてきてJコミのサービス開始は知っていましたが、恥ずかしながらサービス概要は把握しておりませんでした。絶版となっている作品をブラウザ上で閲覧できる電子書籍で配信するサービスで、広告収入を作者に還元している、ということです。

また、赤松先生は本日、以下のつぶやきをされていました。まったく存じておりませんでしたが、赤松先生の漫研の先輩でもあったのですね…。思いもよらぬ情報でした。

【Jコミ】漫研の先輩である、小坂理絵先生の『ヒロインをめざせ!』(全2巻)を公開しました。1998年より「なかよし」にて連載。今は漫画家を引退され、育児などでご多忙とのことです。 http://t.co/wEXX4aq #heroine_wo_mezase #jcomiless than a minute ago via web Favorite Retweet Reply



関連リンク:
小坂理絵先生の「セキホクジャーナル」、Jコミで無料公開開始
小坂理絵「くまの遊歩道」トップページ
Jコミ | ヒロインをめざせ!
小坂理絵先生ご自身のサイト「くまの遊歩道」にて残念なお知らせが。昨日付けで更新されたごあいさつによれば「なかよしを辞めることに」なったとのこと。小坂理絵先生なかよし復帰というエントリーで触れたように、昨年末に発売された「なかよしラブリー2007冬の号」に「山田さん」の新作が掲載されたものの、まだ完全に復帰できる状況ではなかったようで、今回の発表に至ったご様子。

復帰前に発表済みだった分に加え、今回と次回の掲載で単行本化の予定があると知り、嬉しかった。なかよしラブリー冬の号の表紙に書かれた「新シリーズスタート」と「小坂理絵」の文字が、そして作品の最終ページに書かれた「つづく」が本当に嬉しかった。本当に復帰されたんだ、と喜びで一杯だった。

次号での掲載が決定していた事実があって。当然ながら締め切りがあって。復帰後間も無かろうが例外ではなくって。今の状況では続けられないとのこと。今でも先生の書かれたコメントを見るのが悲しく残念極まりないが、一番残念なのは小坂先生ご自身なのだろう、悩みに悩んでの決断なのだろうと思うと、それ以上は何もいえない。今月15日にいつものようにQ&Aを更新されてわずか3日後の出来事。本当に選択に迫られての話だったのだろう。

今まで育児4コマや以前の作品のキャラクターの書き下ろしなどを数点発表されていたサイトも今月限りで閉鎖されるという。「なかよしを辞める」=「漫画家引退」とは思いたくないものの、新たな発表の場との出会いがどれほど難しいのか、素人の私にはとんと想像がつかない。漫画家小坂理絵としてどこかで名前を見られることを信じて本当に復帰される日を待ちたい。


追記:
閉鎖発表後にトップページが差し替えられたものの、実際はサイトが閲覧できる状態でそのまま保たれています。現在のトップページはこちらになってます。
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